3. 実践につながるICT教育

情報教育
パソコン・タブレット端末合計約600台という、充実した情報教育環境
パソコン・タブレット端末合計約600台という、充実した情報教育環境
みなさんは「情報教育」と聞いて、何を学ぶと思いますか?最近、多くの人から「情報教育に力を入れているので、プログラミングをたくさん勉強するのですよね?」と聞かれます。しかし、他の中学校や高等学校と比べて、プログラミングの授業時間数が特別に多いわけではありません。本校の情報教育は、プログラミングだけではなく、幅広い情報の知識を持ち、これからの社会をどのように良くしていくかを考えられる人間の育成を目指しています。
このような力をつけるために、各学年で段階に応じた情報教育を行っています。大きな流れは「低学年はスキル(実習)重視、高学年は知識重視」です。例えば、タイピングスキルを習得するための練習などは、低学年の方が上達が早く、楽しく学習できます。それに対して、情報と社会の関わりなどは、高学年の方が深い考察や話し合いができます。
本校では、中等部段階に独自の教科「情報」を設け、他校では高等学校段階で身につける、さまざまなスキルを、中等部のうちに学びます。また、情報の時間で身につけたスキルは、その後の学年で、ほぼ全ての教科で使います。文書作成やプレゼンテーションのスキルは、情報の時間に学んで終わりではなく、他教科での取り組みを通して、確実に身についていきます。

情報教育の設備について
上記の学習を支えるため、十分な情報教育設備を整備してあります。
・中等部生全員に、ノートパソコンを貸与します。自宅に持ち帰り、学習に活用できます。
・高等部生は、自己所有のノートパソコンを校内に持ち込み、学習に活用できます。(購入は義務ではありません。次項の貸出機器を利用することもできます。)
・生徒に貸し出す校内用パソコンやタブレットが、全部で600台あります。
校内全域で無線LANが利用可能となっており、上述の機器は、全てインターネット接続が可能です。
情報教育の流れ
1年
本校の情報教育のスタートです。コンピュータの基本操作を学びます。
・キーボードを見ずに入力できるようタイピング練習をします。
・今後の学校生活に必要なクラウドを利用した、レポート提出システムや教材共有システムなどの使い方を学びます。
・初歩のプログラミングに挑戦します。
・情報モラルについても学びます。
2年
情報機器を「文房具」として使いこなせる力を身につけます。
・文書作成、表計算、プレゼンテーションに関するソフトウェアの使い方を学びます。
・効果的なプレゼンテーション技法を身につけるために、発表形式に合わせた適切な資料を作成します。
・スライドを作成し、タブレットを用いて繰り返し発表練習をします。
3年
プログラミングと情報を使いこなす方法を学びます。
・自分で作ったプログラムをLEGOのロボットに組み込んで、ロボットを制御する体験をします。
・簡単なWebアプリケーションを制作し、実用的なプログラムを作る楽しさを経験します。
・情報(データ)に隠れた特性を引き出し、データを使いこなす方法を学びます。
4年
情報機器を使って「人に情報を伝えるためのコンテンツ制作」を行いながら、メディアリテラシーを身につけます。
・自分で撮影した動画を用いた動画編集や、自分で集めた情報を1枚の紙面で伝える雑誌紙面制作(DTP) を行います。
・タブレットとクラウドを活用しながらグループで電子書籍の制作にも取り組みます。
5年
情報に関する知識をしっかりと学びます。
・コンピュータがどのように動作しているのか、仕組みを学びます。
・なぜ私たちは情報を学ぶ必要があるのか、情報機器や情報技術が人間社会をどのように変えてきたのかを学びます。
・知的財産や個人情報保護の問題を題材に、現代社会が抱える問題や、今後の社会について考えます。
6年
情報についてより深く学習したい生徒のために、大学レベルの選択科目を開講しています。4年、5年の学習をさらに深め、高度なマルチメディアコンテンツの制作をしたり、インターネットをはじめとする情報通信ネットワークの仕組みを学びます。
情報の授業外では
ホームルームや道徳の時間で、インターネット上に情報を発信する際の注意点を学びます。
スマートフォンやチャットアプリを使う際に気をつけることを学びます。
さまざまな教科で、レポート制作やプレゼンテーションにコンピュータを使います。
情報の授業で学んだことを実際に活用することで、確実に身につけます。
学級活動、部活動、文化祭活動など、学校生活の様々な場面で、情報の授業で身につけたスキルを活⽤します。